論文の主要なセクション(main sections of a research paper)には通常ジャーナル規定のヘッダーが付けられますが、セクションによっては(例えば研究方法/methodsや考察/discussionのセクション)、明確で参考になるヘッダー名が付いているとサブセクションが非常に分かりやすくなる事があります。執筆する論文が従うべき一般的なスタイルガイド(APAやMLA等)、投稿を予定しているジャーナルからの規定ガイドラインにある投稿規定(author instructions)、そして、あなた自身のスタイル(例えば、サブセクションのヘッダーから読者にどの程度の情報を得て欲しいか)を考慮して下さい。
シカゴスタイルやMLAスタイルで執筆するのであれば、上記のようなヘッディングとサブヘッディングの特定の規則に従う必要はありませんが、論文全般にわたって両スタイルの一般的なフォーマットのガイドライン(12ポイントのサイズ、Times New Romanのフォント、テキストはダブルスペース、段落は0.5インチのインデント)に基づいた構造を保って下さい。そして、これらのスタイルはレベルによってフォーマットが違う(レベル1は太字体、レベル2はイタリック体、またはレベル1はフォントが大きく、レベル2はフォントを小さくする等)事を忘れないように。シカゴスタイルとMLAスタイルのヘッディングとサブヘッディングに関する主な規定は、タイトルケース(Title case)、すなわち重要な単語は頭文字を大文字にして、重要でない単語は小文字にして、ヘッディングの最後にピリオドは使用しない事です。どちらのスタイルもセクションとサブセクションに番号付けが出来ます。例えば、アラビア数字にピリオドを付けて、その後スペースを入れ、その後でセクションの名前を書く、というように。
研究方法(Methods)セクションのサブヘッディングは短く叙述的であるべきですが、セクションの詳細化方法は、どのような構造で自らの研究を提示したいかによります。Experiment 1 (実験1)、Experiment 2(実験2)、というように経時的(chronological)であったり、Visual Experiment (視覚実験)、Behavioral Experiment (行動実験)、Questionnaire (アンケート調査)のように主課題に沿った詳細化方法があります。自分の論文のベストな構造を調べたい場合は論文の研究方法セクションの書き方(how to write the methods section of a research paper)の記事をご覧ください。研究方法(Methods)セクションのサブヘッディングは、この部分に含まれる情報を読者に伝える為のキーワードのみを使用します。概要や結論などは入れないように。つまり、「Subject Recruitment (被験者募集) 」は研究方法セクションに相応しいサブヘッディングですが、「Subject Were Screened Using Questionnaires (アンケート調査を利用して被験者をスクリーンした」は相応しくありません。
もしくは、次に続く分析結果の説明をする前に、読者にそれとなく感づいて欲しいのであれば、「Anxiety-Like Behaviors in Mutant Mice(変異体マウスの不安様行動)」や「Normal Social Behaviors inn Mutant Mice (異変マウスの平常社交的行動)」のような題付けもよいでしょう。ヘッディングは短く簡潔がよいので、このような短い概要は研究結果セクションを明確で分かり易くしてくれます。ただ、投稿先ジャーナルがそのような手法を許可する事を必ず確認して下さい。
一貫性を持たせる。読み易さに影響する番号形式(ナンバリング)のスペースや数字前後のピリオド(例3.2.か3.2)をチェックしましょう。また、文書の構造と文書の内容において、ヘッディングには一貫性を持たせる事が重要です。短いキーワードのみのヘッディング(「Experiment 2 (実験2)」と要約ヘッディング(「Mice Do not Recognize People(マウスは人間を認知しない)」を混合するのは困惑を招くので避けましょう。セクション内のサブヘッディングには同じ構造を用いるのが好ましいのです。最初のサブセクションを「Mice Do not Recognize People(マウスは人間を認知しない)」にしたのであれば、次にくるサブセクションのサブヘッダーは「Do People Recognize Mice?(人間はマウスを認知するか?)」よりも「People Do not Recognize Mice (人間はマウスを認知しない)」の方が適しています。研究論文において重要なのは、クリエイティブではなく、一貫性なのです。